2025年2月16日(日)。今年に入ってから始めた「京都一周トレイル」の歩き直しは、今回が二回目となります。前回の伏見・深草コースに続き、東山コースに入りました。実は当日の明け方まで雨が降り続いていて出発をためらいましたが、天気予報によれば午前中には雨が上がって晴れ間がのぞくとのこと。少し足元のぬかるみは気になったものの、結果的に日中は青空が広がり、絶好のトレッキング日和となりました。
東山コースの起点は、京阪「伏見稲荷駅」およびJR「稲荷駅」で、まず伏見稲荷大社の千本鳥居をくぐるところから始まります。一旦は住宅街を歩きながら標識に沿って進み、ほどなくして泉涌寺(せんにゅうじ)方面へ。市街地と山道が隣接しているのは京都ならではの特徴で、木々に包まれた道を歩いていると、街がすぐそばにあるとは思えないほど静かな雰囲気に浸れます。
途中には石段や舗装路もありつつ、しっかりと山道を歩く区間も多いコースです。清水山の山頂を通過してさらに進むと、将軍塚へ到着します。ここにある展望台からは、雨上がりの澄んだ空気のおかげで、京都市街を遠くまで見渡すことができました。歩き続けていると自然に体が温まり、心拍数も思ったほど上がらず、久しぶりに爽快な運動になりました。
最終的に粟田口のあたりを抜けて蹴上駅でゴールとし、全体で約3時間・10km弱の行程でした。標準コースタイムの150〜170%のペースで歩けたことを考えると、意外とスムーズにトレッキングができたと思います。雨上がりのため足元は多少ぬかるんでいたものの、大きなトラブルもなく行程を終えました。
次回は、この蹴上駅からさらに東山コースを続ける予定です。ここから先はより本格的な登山道が増えていくので、装備や体調管理をしっかり整えながら、一歩ずつ京都の自然を満喫していきたいと思います。市街地に寄り添う形で豊かな自然が広がるのが、京都一周トレイルの最大の魅力。これからも引き続き、歩きながらこの街の新たな一面を再発見していきたいです。
京都市中京区 四条烏丸 愛歯科医院 金明善