Case1 詰め物が欠けた
Before
After
治療の詳細
治療前
緊急でご来院されたときに応急処置を行い、後日、アポイントをとって頂いて治療を開始いたしました。
治療中
ラバーダムを設置した後、古い詰め物を除去していきます。
(マイクロスコープを通して撮影した写真です)
治療中その2
「う蝕検知液」でむし歯を染め出しながら、徹底的にむし歯を除去していきます。
う蝕検知液で染まらなくなるまで、この過程を何度も繰り返します。
(マイクロスコープを通して撮影した写真です)
治療中その3
クラウン(かぶせ)修復を行えるように歯の形を整えてから、iTero口腔内スキャナーでスキャンを行います。
(スキャナーで記録された三次元データから抽出した画像です)
治療後
セラミッククラウンによる修復が完了した状態の写真です。
今回の患者さんの場合、最終の形は部分修復(インレーやアンレー)ではなく、クラウンが最適です。
理由は二つあり、その一つは、多面修復よりもクラウンの方がより長持ちするという科学的根拠(エビデンス)があるためです。*1
もう一つは、この患者さんを拝見し始めてから12年が経過しており、その間の推移から判断して、歯が欠けたり割れたりする可能性を低くするためです。
*1 T.Miyamoto et al, Treatment history of teeth in relation to the longevity of the teeth and their restorations: Outcomes of teeth treated and maintained for 15 years. J Prost Den 2007