抜歯即時埋入インプラント治療
Before

After

年齢・性別 | 30代・男性 |
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症状 | かぶせ物が外れた |
治療方法 | インプラント治療 |
治療回数 | 6回 |
リスク・副作用 | インプラント治療の一般的なリスク・副作用 |
費用 | 約50万円 |
初診:クラウン脱離
この患者さんは、数年にわたって愛歯科医院で治療とメンテナンスを続けておられました。ある日、過去に他院で治療した歯の被せ物(クラウン)が外れてしまい、ご相談にいらっしゃいました。
診断と治療計画
クラウンが外れた状態で歯の根を詳しく確認したところ、深い部分まで亀裂が入っており、残念ながら保存が難しいことが分かりました。患者さんと相談の結果、インプラント治療を行うことに決定いたしました。
今回は、”抜歯と同時にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」”という方法を採用しました。この術式は、治療期間を短縮できるだけでなく、周囲の骨を最大限に残せるメリットがあります。
治療の流れ
初診(クラウン脱離): 2023年11月28日
精密検査: 2023年12月15日
治療方針の説明: 2023年12月27日
インプラント手術: 2024年1月24日
印象採得・仮歯の装着: 2024年3月15日
セラミッククラウン装着(最終補綴): 2024年3月22日
インプラント埋入からわずか2ヶ月で最終的なセラミッククラウンを装着できました。治療回数も少なく、見た目も自然な仕上がりとなりました。
こちらの写真は、インプラント埋入手術直後のX線(レントゲン)写真です。適切な深さと角度でインプラントが埋入されていることが示されています。
治療を終えて
患者さんは過去に他院でインプラント治療を経験されていたため、迷うことなく治療に踏み切られました。治療後も良好な経過をたどっており、現在も定期メンテナンスでご来院いただいています。今後も慎重に経過を観察しながら、長くインプラントが機能するようサポートしていきます。
【インプラント治療を検討中の方へ】
以前は、抜歯後に歯茎が固まるまで待ってからインプラントを埋入するのが一般的でした。しかし、その場合、治療期間が長くなってしまうというデメリットがありました。
抜歯即時埋入は、抜歯と同時にインプラントを埋入することで、治療期間を短縮しながら、周囲の骨を維持できる治療法です。状況によって適応が異なるため、ご興味がある方はお気軽にご相談ください。